The Climate Reality Project -The Global Training-に参加して

サスティナビリティ

 今年の8月末、新しい世界に飛び込みました。かなりと言っても過言ではないぐらい無謀な挑戦だったということは言うまでもありません。知らないということは無敵です。まさにその言葉が似合う挑戦でした。

 8/28 – 9/3で行われたThe Climate Reality Project が主催するGlobal Training に参加しました。もちのろん、全て英語の勉強会です。もちのろん、通訳もいませんし、翻訳もありません。全てアメリカ時間で行われたこの勉強会は、世界中の3000名程が一挙に参加する勉強会でした。

B分身
B分身

何で参加したん?英語そんな出来ましたっけ?

B
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だよね。みんなに言われたわ。(笑)

これよりは、勉強会の内容というより、あの1週間で何が起こって、私にどんな影響を与えたかが書いてあります。皆さんが気になるのはおそらく勉強会の内容そのものだと思うのですが、残念ながら内容に関しては、お伝えすることができません。どんな様子だったかは読み取れると思いますので、ぜひ読み進めていただき、来年以降の勉強会に参加してみてください!

B
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長いですが、ぜひ最後まで!それでは、本文どうぞ!

 この勉強会に参加したきっかけは、シンプルです。知らなかったから。これこそ最強の武器でした。どういうことかいうと、この勉強会の初日までアル・ゴア氏という人がどのようなことをしてらした方なのか知らず、これに参加することがどれだけのことかを知らなかったんです。

B分身
B分身

まじで?

B
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マジです。

ウィキペディアですが参考までに。アル・ゴア氏

 私の大好きなROLAさんが紹介していたと教えてもらったアル・ゴア氏著書の「不確実な真実2」を読んでいた時のことです。その本の中に、The Climate Reality Project に参加しようというページを見つけ、気になってホームページを訪れたら、毎年恒例の勉強会を8月末に開催すると。初めて全世界をネットで繋いで一緒に学びませんか?の文字に心が躍りました。最新のサスティナビリティの情報に触れられる機会はありがたいと素直に感じました。

 ただ、英語かー。翻訳もしないって注意書きに書いてあるなー。英語できんのか?昨年日本で開催してるから、今年も待っていたらオンライン勉強会を日本向けに開催あるかなー。なんて色々考えました。いやいやいや。開催されるか、されないかわからない事柄を待つって何だ?負けず嫌いな私は、とにかく英語ができないから諦めるということが受け入れられず、夜中2時にパソコンを開き、応募することにしたのです。おやおや?

  • 英語の履歴書がいる
  • 意見を書くことがトータル3ページぐらいある
女の赤ちゃん, 子ども, 子供, 女の子, 子, かわいい, 少し, 肖像画, 幼児, 喜び, 携帯電話
むむむ。。。

一度決めたら辞められない性格なので、2時間かけて応募を完了させました。どうせ通過しない・受かるはずがないと思ってました。そんな応募したことも忘れていた10日後、Congratulations!のコメントともに

  • 勉強会で使う資料
  • それに向けて授業の選択(1週間のうち3日間は大学のように授業選択制でした)
  • 専用のアプリ
  • 参加者で構成されるコミュニティサイト

など様々なものが送られてきました。あれれ。なんだろう。心がザワザワしてる。このことをオンライン英会話の先生に言ったら、その組織に関われるなんて、なんて光栄なことを成し遂げたの!頑張ってね!ととんでもなく喜んでくれました。ん?

徐々に明らかになっていく事実。

知らないということがどれだけ無敵か。。。

 

 恥ずかしながら、私は頭が良くないです。暗記が得意なので、学校の勉強はまあまあだったのですが、一般常識などにかなり欠如があります。そう、アル・ゴア氏を知らなかった私は、この組織の大きさをオンライン英会話の先生の一言で初めて理解したのです。

B分身
B分身

え、まさかとは思いましたが、そういうことでしたか(笑)

B
B

いつも母に、抜けてるとこあるよねー、BUaltは。って言われてる。(笑)

 1週間みっちりすぎるほど勉強がありました。

  • 6つほどの提出課題
  • ZOOMを通してディスカッション with世界中のメンバー
  • 毎日、テーブルセッション with固定メンバー20名

これを終えて母が私に開口一番私に言った一言は、そんなに勉強してるあなたをはじめて見たと。おーい。大学受験わい(笑)それよりも集中して机に向かってた印象だそうです(笑)

B分身
B分身

母(笑)母??

B
B

盛り沢山の内容すぎたので、母に日常をHELPしてもらってたの。

B分身
B分身

なるほど!正解かもね!

ただ、確かにかなり必死でした。日本人お得意の傍観なんて時間は与えられず、常に意見を求められます。それについていくのに必死で、朝起きて寝るまで、ご飯以外は机に向かい、必死に情報を叩き込んでいました。提出課題もありましたので。自分で文字起こししたものを翻訳して、提出課題に取り組んで、、、と、今まで生きてきた中で一番頭を使った自信があります(笑)

若いです, 女の子, 肖像画, 書き込み, 勉強, 顔, 茶色の文書, 茶色の研究, 茶色の留学

 この勉強会で一番学んだことは、私の知識の無さと熱量の違いです。周りの熱量に圧倒された1週間でした。私自身、社会を変えたい・地球のために未来のために今できることをしたいと思っているけれど、生ぬるかったなと思い知らされました。1週間の勉強会は、ざっくり言うと気候変動だけでなく、人権を学んだり、社会経済含め社会全体の問題を学べる包括的な内容でした。アル・ゴア氏の組織なので、”流石”な中身です。

 そして、哀しかた事実は、150にのぼるテーブルディスカッションチームの中で、日本に住んでいる人たちだけで構成されているのはたったの2チーム。しかも、そのチームに参加している8割が日本に住む海外の方たち。情報社会というけれど、全然足りていない。島国だからこそ、周りの状況を知らない立場にあるということをまさに肌で実感しました。いてもたってもいられなくなった私は今、ミシガン大学大学院博士号取得コースの一部の授業を受けています。学んだところで使わなければ意味がないのもわかっていますが、まず知らないと始まらない。1人の力は小さいかもしれない。というか、小さいです。でも、同じ志を持った者たちが集まれば、何か化学反応が起こるかもしれない。この期間、時間を共にしたチームメイトたちとLINEで情報交換する日々が楽しいです。

A leader
A leader

みんなで日本政府に嘆願しに行こう。でも日本語が話せないメンバーばかりね。私が最前面に立つから、誰か日本人手助けしてくれない?

A member
A member

BUaltがBest memberと思う!

メンバーの1人が間髪入れずに私の名前を出してくれました。涙が溢れました。何もわかってないのに、英語もたどたどしくて、毎日毎日ディスカッションのテンポ崩すのに。

 何もわからないけれど、自分にできることをしたいと心から思って、それに向けて何か行動に起こせば、誰かが見てくれる。誰かに届く。誰かが賛同してくれる。それは言語を超えて。そう感じた瞬間に、涙があふれたのでした。

世界, 地図, 愛, 多様性, 地理学, 地球, 大陸, 国, 惑星, 協力, 人類, 人, ボランティア
大袈裟かも知れないけれど、想いは伝わる。

 何かをはじめるときや知らない世界に飛び込もうとしたとき、大人になるとあれこれ考えすぎて、または色んなことを知りすぎて、気づいたら「やらない理由」を並べているときってありませんか?私はめっちゃあります。というか、必ずといってもいいです。でも、どうせ思考を巡らせるのであれば、「どうしたらできる」「自分なりに実現するとしたら」を考えていこうと改心させてくれました。この時に出会ったメンバーは、私にとってかけがえのないとても大切な同志です。おもいっきって参加してよかったと心から思います。

 サステナビリティの最初の記事にも書きましたが、私1人が変わったって意味がないと思わないでほしいと思います。サステナビリティに限らず、社会全体のどんな事柄もそうですが、あなた1人の力が必要なんです。あなた1人の行動の変化で誰か1人にでも波紋すれば、それはどんどん広がっていきます。私はそう信じてますし、願っています。だから、このBlogをはじめました。これからもまだまだ無知な私ですが、私にできることから少しづつ取り組んでいこうと思います。化学変化が起きなくてもいい。自己満足だといわれてもいい。私がそうしたいから、学びたいから、行動していきます。小さすぎる一歩でも。

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 また微々たる知識ですが、私のノート代わりに勉強していることをこのBlogに残していこうと思います。

 それでは、また。

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